大学受験における偏差値とは、学力偏差値のことをいいます、学力偏差値とは一体どういったものなのでしょうか。
偏差値は、数学的な定義で、必ず平均が50になります、その特性を利用して、試験の結果を比較するときに使われるようになりました。
大学受験をはじめとする入学試験の偏差値は、(得点-平均点)÷標準偏差×10+50の式で求められるといわれています。
模試などを受験すると、点数、順位などの試験結果とともに、このようにして求められた偏差値も算出され、受験者に配布されます。
大学別、学科別の偏差値は予備校や塾をはじめ、いろいろな受験機関から発表されています。
それらの偏差値を参考にして、模試などを受けた際に配布される自分の偏差値と比較し、自分の偏差値で合格圏内である大学を探し、志望校の偏差値と自分の偏差値を比較して、どれだけ過不足があるのかを知ることができます。
偏差値を見ることによって、志望校を選ぶ参考になり、また、どの科目を重点的に勉強する必要があるか、全体的にどの程度学力をアップさせなければ志望校合格は難しいのかなど、さまざまな面で参考になります。
受験指導においても、志望校を決める際に偏差値は大きく参考にされていることが多いようです。
偏差値は絶対ではないものかもしれませんが、大学受験において、かなり参考になり、数字としてあらわれるため、とてもわかりやすいといえます。
また、受験生自身も、模試などを受験するたびに自分の偏差値がわかるため、学力の伸びなどを自分の目で確認することができ、偏差値が高くなることで励みにもなります。
大学受験における偏差値は、必要不可欠なものといえるのかもしれません。
大学受験における受験科目は、大学によってさまざまです。
国公立大学のセンター試験では、5教科7科目が原則で、文系は国語、外国語、数学2科目、地理歴史、公民、理科1科目が、理系は国語、外国語、数学2科目、理科2科目に加え、地理歴史か公民から1科目選択するという受験科目になっています。
また、最近は私立大学もセンター試験に参加する大学が増えています、以前は、私立大学は受験科目が絞られることから受験勉強も重点的にできることから、苦手科目が多いという理由で、得意科目に絞って受験できる私立大学を選ぶ人も少なくありませんでした。
センター試験に参加していない、独自の入学試験を実施している私立大学では、受験科目は大学によって異なります。
私立大学の場合も大きく理系、文系に分けられ、文系の受験科目は、外国語と国語、選択科目1科目が主流で、理系の科目が苦手でも、必須ではないため、受験のために理系を勉強する必要はないといわれています。
理系では、外国語と数学、理科1科目が主流で、国語は受験科目から外れている大学が多いようです。
また、音楽大学、美術大学の一般科目では、主に国語と外国語が受験科目というところが多いようです。
大学受験の受験勉強をするにあたって、試験科目はとても重要視されます、試験科目が多い国公立や、センター試験に参加している私立大学を受験する学生は、幅広い科目の受験勉強をする必要があります。
音楽大学や美術大学、体育大学など、一般の科目試験のほかにも実技試験がある大学もあり、受験科目がさらに増えることになります。
また、最近の傾向としては、昔ほとんどが英語であった、外国語の試験科目が、英語、フランス語、ドイツ語に加え、中国語、韓国語などから選択できる大学も増えています。
音楽大学を受験する際に最も重要な試験は、実技試験であるといえるでしょう、音楽大学であっても、入学試験には一般科目もあります、音楽大学の大学受験は、筆記試験と実技試験によって合否判定が行なわれます。
音楽大学の学部は以前と比べると、新しい学部を新設する大学も増えてきました、たとえば、東京芸術大学には音楽環境創造科、東京音楽大学の作曲専攻には映画、放送音楽コースが新設されています。
音楽大学はより専門的に、より多彩に音楽を学べる場として門戸を広げています。
音楽大学の受験は、一般の大学に比べて受験科目も多く、試験期間も長いといわれています。
各音楽大学により、受験科目は異なりますが、たとえば、バイオリン学科を志望し、音楽大学を受験したいとします。
その場合には、主科でバイオリン、副科でピアノというように、楽器もひとつではありません。
そして、ソルフェージュと呼ばれる、楽譜を見て、その楽譜どおり正しい音程で歌うという試験があります。
また、音を聴き、その音を譜面に書くという聴音という試験や、楽典といわれる音楽の基礎知識の試験など、さまざまな試験があるのです。
そのほかに、国語や英語など、一般の受験課目と同様の試験も受けなければなりません。
音楽大学の大学受験はかなり専門的な勉強が必要であるといえます、音楽大学を志望する人は音楽について知識もあり、技能もある人が多いかと思いますが、音楽大学受験のための勉強はとても大変といわれています。
これらのさまざまな受験科目に加え、一番重要な実技試験もありますので、音楽大学受験用の予備校や、受験対策教室を開いている音楽教室もあるようです。
美術大学の大学受験は、国語、英語や小論文などの学科試験と実技試験によって合否判定がなされます。
美術大学の大学受験の特徴として、ほとんどの美術大学で学科試験も重視しているということが挙げられます。
たとえば、有名な美術大学である、武蔵野美術大学、多摩美術大学では、入試における学科と実技の比率は、500点満点中、実技が300点で、学科が国語、英語それぞれ100点、合計200点ということで、学科も重視されていることがわかります。
美術大学だからといって、実技が重視されるのではなく、学科試験の難易度もかなり高い美術大学もたくさんあります。
また、美術大学では実技も合否を決める大切なポイントになります、志望する学科により異なりますが、たとえば彫刻学科であれば、デッサン、立体造形の実技試験があります。
日本画専攻であれば、鉛筆デッサンと水彩の実技試験が、油画専攻であれば、鉛筆デッサンと油彩の実技試験があります。
美術大学の入学試験の場合、学科試験は2教科、実技試験は1~2というところが多いようです。
美術大学受験の実技試験は、所定の時間内に、デッサンや水彩、油彩などの作品を仕上げなければならないため、美術大学を受験するにあたっては、大学受験専門の予備校や美術学校で、受験対策のカリキュラムに基づいて、実技を学ぶ人も多いようです。
受験大手予備校の中にも、芸大や美大受験向けのカリキュラムを組んでいる予備校があります。
個別指導や通信教育をはじめ、授業の形態もさまざまで、現役・初心者向けカリキュラムを設けたり、土日夜間のコースを設けたりして、美大受験コースに力を入れています。
また、受験大手予備校の場合は、特に学科試験のカリキュラムも充実しています。
2006年のセンター試験から、英語の試験にリスニングが導入されました。
それまでの英語の試験はすべて筆記試験で行なわれていたため、新しい試験の形態として注目されるとともに、大学受験に向けて、リスニングのトレーニングを行なわなければならないという受験対策が加わることになりました。
大学受験では、ほとんどの学科で英語が必須科目であるため、英語で確実に点数を取るということは、合格にもつながるといえます。
そのため、大学受験対策では英語が重視され、英語専門の予備校や塾も根強い人気を誇っています。
また、日本の大学受験における英語は、受験英語と呼ばれ、あまり実用的ではなく、あくまでも試験問題を解くためだけの英語であるとも言われていることがあります。
大学受験の英語は、英文和訳、和文英訳をはじめ、英文法、構文、発音、並び替えなど高校までの教育課程で学ぶ内容で問題が作成されていると言われています、またこれに、センター試験でも導入されたリスニングが加わる試験も多く見られるようになりました。
大学受験対策用の英語の参考書や問題集もたくさん出版されています、特に、大学受験用の英語は、試験に出やすい単語が絞られていることから、英単語の参考書は古くから特に多く出版されています。
大学受験用の英語は、大学によってレベルが大きく違い、高校の授業レベルでは高得点を獲得するのが難しい、難易度の高いもの問題が出題されることがあります。
そのため、難関校といわれる大学受験の英語は、予備校や塾での特別なカリキュラムを受講したり、高校の授業レベル以上の英語を勉強したりする必要があるといわれています。
大学受験の日程は、大学によりさまざまです、国公立大のセンター試験は1月に実施されます。
私立大学の大学受験の日程は、1月くらいから始まり、3月くらいまで行なわれています。
受験生の多くは、第1志望の大学のほかに、いくつかの大学を受験することが多く、併願ともいわれています、昔から、本命、すべり止めなどといわれ、いくつもの大学を受験する併願は一般的といわれています。
そのため、大学受験をするにあたり、日程はとても重要なものになります、受験では、大学を重視して、どうしてもこの大学に入学したいと思う人は、同じ大学のいくつかの学部の試験を受験する場合もあります。
学部によって、試験の日程が違う大学もあるため、そういった受験の仕方も可能になります。
大学受験の日程が1月から3月にわたっているため、第1志望の日程が遅ければ遅いほど、他の併願の大学に合格した場合、入学手続きを取るかどうかで悩むケースも多いようです。
入学手続きを取るにあたって、入学金を支払う必要がある大学も多いため、仮に入学手続きを取ったあと、第1志望の大学に合格して、第1志望の大学に入学する場合には、2つ以上の大学に入学金を支払うことになるという事態も起こりうるのです。
大学受験の日程に大きくばらつきがあるため、いくつかの大学を受験できるというメリットがある反面、受験生側の金銭的な負担が増えているということと、大学側も合格者全員が入学する保障がないため、学生を確保できるかどうかという問題もあります。
そのため、大学は募集人数よりも多めの人数を合格とする大学も多いようです。
また、入学金を重複して払うという受験生側の負担を軽減するために、専門学校を中心として、受験時に併願である旨、併願先、合格発表のスケジュールをあらかじめ申告することで、併願先の合格発表日以降まで、入学手続きが延ばせるというシステムを導入する学校も増えています。